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三山星祭

星祭りとは

太陽、月、星、天体のすべての存在とその動きが、この地球上に住む人間をはじめ動物や植物に影響を及ぼすと古来より人々は信じてきました。
人間の運勢を星に託するという吉凶と運命の論理が修験道には存在します。
星を祭ることは、宿曜経(北斗七星・九曜・十二宮・二十八宿などによって、人の運命や事の吉凶を占う術)などの説に基づいて、不幸を消除し、福寿を増長し、これらを供養する意図を持ちます。これを星供、または星祭と呼びます。
一般に天変地異の場合には北斗法や妙見法を修し、十二宮や二十八宿は他の星供に所属して祭られました。(一部「修験道辞典」より引用」)
 
※妙見信仰
星宿の代表として北極星を神格化したもの。北辰・尊星王・妙見菩薩と呼ばれ、国土を守護して災いを除き、敵を退け、人々の福寿を増すという。北斗七星は妙見菩薩の眷属で、これを勧請して、天変・疫病の災いを除く息災法に北斗法がある。妙見の祭りは修験者が妙見を招いて、これと自己が一体になると観じた上で、悪星をかみくだき善星を招く祭である(「修験道辞典」)
 
※北極星信仰
北天に在って不動とされる北極星は宇宙の中心とされ、自分の周囲を一年の周期で規則正しく廻る北斗七星を、帝車として宇宙を統べるというのが、中国古代の思想である。つまり、北極星と北斗七星は互いに相即不離の関係にある。「史記」では宇宙神・太一(天帝一家の住む紫微垣・日本では天皇の居住)であることを示し、天皇大帝とは北極星の神格化である。子の字は日の了と一で新旧交替を意味し、「滋る」の象意である。天皇命は北極星の永遠の生命に習合・還元され、「子の星」の徳を生れ継ぐものとされる(「十二支」)
 

羽黒山と星

羽黒山五重塔は明治まで初重の須弥壇に、羽黒山の本尊である正観世音菩薩を中心に軍荼利明王と妙見菩薩を脇侍(御付の仏像)とする三尊を羽黒山三所大権現として安置していた。観世音菩薩は生きとし生けるものの救いを求める声を観じて、自在にこれを救う現世利益の菩薩として信仰され、亡霊のなす災いを鎮圧する役目を担っている。向かって右側に安置される軍荼利明王は不死を意味し、強い力で天災や疫病などの外敵から守護し、南方を司る役目を担う。また左側に安置される妙見菩薩は人間の生死や禍福を支配し、北方を司る役目を担っている。羽黒修験の口伝では、妙見菩薩は北斗七星、軍荼利明王は南十字星、正観音はたいようを神格化したもので、中心の太陽を北斗七星と南十字星が北と南から守護する構図であるとする。(「修験道の精神宇宙」)

三山星祭斎行について

御承知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大は未だ終息をみるに至らず、我々の生活様式も変えざるを得ない状況が続きます。
古来より羽黒山においては山伏たちが星を祭り、羽黒山五重塔にかつて祀られていた妙見菩薩の呪法を用い、国家の安寧と疫病消除を祈ってきたと伝えられます。ついては、
 
旧暦の七夕となる令和2年8月25日午後7時より「三山星祭」を斎行し、新型コロナウイルス感染の終息と、皆様が平穏無事な普段通りの生活に戻られることをご祈念致します。
 
コロナ禍により残念ながら一般の方のご参列はご遠慮いただきますが、「三山星祭個人祈祷」のご希望がございましたら、下記申込用紙をダウンロードの上必要事項をご記入の上、御初穂料(2000円~)を添えて現金書留にてお送りください。
 
◎ご祈祷御申込先
 〒997-0292
    山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7 出羽三山神社社務所 星祭係宛
 
 
 
 
 
 
 
 
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