常設展示
常設展示
鏡池出土古鏡
昭和25年(1950)8月 国指定重要文化財
平安時代から江戸時代の銅鏡190面で、羽黒山頂の御手洗池より
出土したもので「羽黒鏡」と呼ばれている。
種類は和鏡が8割強、儀鏡、湖州鏡式鏡唐式鏡がある。
鏡背紋様は双鳥文と植物文を組み合わせた自然風物が多い。
太刀銘月山
![](/files/libs/156/m/201207291435095345.jpg?1536230249)
昭和16年(1941)7月 国重要美術品指定
長さ 70.3cm
南北朝時代のもので、月山派の特徴「綾杉肌」がよく整っている。
青銅狛犬
昭和30年(1955)8月 県指定文化財
高さ(阿)28.7cm (吽)31.2cm
「慶長18年癸丑3月吉日」の銘あり、最上義光が月山に
奉納したもの
銅燈篭棹
昭和25年(1950)8月、国指定文化財
高さ 112.0cm 口経 40.0cm
文和元年(1352)の銘が陰刻してあり、
火袋と笠と基台が失われ、竿だけが残った
ものである。
竿には倶利加羅龍王が陽刻されている。
天宥追悼句・芭蕉筆
![](/files/libs/159/m/201207311559247948.jpg?1536230016)
昭和30年(1955)8月 県指定文化財
縦 35.5cm 横 78.5cm
元禄2年(1689)奥の細道の途次、出羽三山を訪れた松尾芭蕉
が別当代会覚に乞われ、中興の祖天宥別当に一句並びに讃文を手向
けたもの
木造毘沙門天立像
昭和55年(1980)5月 県指定文化財
像高 95.5cm 造像法は一本造
平安時代後期の作品。
明治の廃仏毀釈によって羽黒山から下ったと言われる仏像243体を
私財を投じて収集した佐藤泰太良氏の子孫が奉納したもの。
形状は垂髻・天冠台と三角状冠を着ける。
紙本 金泥阿弥陀
![](/files/libs/161/m/201207291503573619.jpg?1536230768)
平成13年(2001)3月 市指定文化財
来迎図 第50代天宥別当筆
縦 40.2cm 横 21.0cm
江戸初期仏画線はすべて南無阿弥陀仏の金泥で書き表し、
立像蓮華座が雲上にあり、光背数條の後光を現し、
その内2條は伸びて地上に向う。
紙本紺地金泥 大乗妙典経
![](/files/libs/162/m/201207291508453140.jpg?1536229482)
平成13年(2001)3月 市指定文化財
縦 37.3cm
慶長10年(1605)斎藤縫之助が、別当宝前院に寄付したもの。
全8巻の経巻は海弘上人の筆による。
修験道法具「法螺」
修験道法具「法螺」
合図、司令塔の際に吹く貝で、その音は獅子吼に例えられ
山中の獣が恐れて近づかない。
又、その音は修行者の煩悩を消滅するという。
修験道法具「笈」
![](/files/libs/164/201207291512283378.gif?1501487427)
平成4年(1992)3月 市指定文化財
高さ 72.0cm 巾 53.5cm 奥行き 29.5cm
明応頃(1492~1500)の作品
笈は修験者にとって動く祭壇となる。
擬死再生の儀礼である峰入では、棺となり、
母の胎内としての役割を持つ。
修験道「補任状」
峰入り修行を、終えたも者が羽黒山の大先達から
修験者としての証明書としていただいたもの。
修験道「霞状」
霞状「霞之事」
霞とは縄ばりのことで、別当が山内の修験者に交付したもの。