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 昔は陰暦の四月八日から七月十四日までの九十六日間、羽黒三所権現の宝前に花を供えて、始夜(深夜)と後夜(未明)に鐘を撞いて現世・後世の安穏と菩提を祈るところから、「花供の峰」ともいう。この期間中は諸国の末派山伏が信徒や弟子山伏等を率いて入峰することから「夏の峰」と呼び、煩悩多き現世から悟りの彼岸に駆ける修行としていた。この夏の峰中の盛儀が、六月十五日(陽暦の七月十五日)、羽黒山頂で行われる花祭りなのである。
 九十六日間の夏峰修行の盛期として行われる花まつりは、現在は出羽三山全体の年一度の例大祭に位置づけ、農耕の豊穣を祈る祭りとなっている。万灯と呼ばれる造花は「稲の花」とされ、これらを
持ち帰り、家の門戸に飾り五穀豊穣・家内安全・悪霊退散の守り神とするのも、出羽三山の三神は農耕の神であることに由来している。
 花祭りでは、本社での大祭としての開帳法会が済んだ後、境内地にて櫛引町に古来から伝わる黒川能を始めとする各伝統芸能が奉納される。
 午後には、出羽三山の三神の神輿の渡御ということで、本社前の
御手洗池一周の巡行となる。巡行は本社前から御手洗池を時計回りに、前導山伏を先頭に神木・万灯・神輿・斎主以下祭員・巫女・高寺八講等が続く。神木や万灯の造花を手に入れようと、参詣者達の奪い合いもあって神輿渡御は一層の賑わいを見せる。これらの伝統は神領の若者達の奉仕もあり今尚固く保持されている。
花 ま つ り 
(7月14日・7月15日)
 
神 賑 行 事 予 定 表

1予定

日時 行事 場所
7月14日 午前9時より
鑽火神事(きりびしんじ) 儀式殿
7月14日 午後2時より 子供みこし町内巡幸 随神門より
出発
7月15日 午前9時より 随時 黒川能奉納 蜂子神社
藤間乾社中 奉納舞踊 博物館講堂
高寺八講奉納 博物館講堂
羽黒太鼓奉納 庭上
羽黒第一小 みかぐら奉納 庭上
午前10時 例 大 祭 本殿
午後 0時 神 幸 式(しんこうしき)
(神輿に続いて花梵天が巡行致します。)
庭上
午後 1時 献 花 授 与 庭上
終了後 引続き 直 会 斎館
鑽火神事(きりびしんじ)

日本最古の神事とも言われています。清らかな浄火を熾す非常に重要な神事です。      
国譲り神話において、大国主命をもてなした櫛八玉命(くしやたまのみこと)が、新たに熾(おこ)した火でその饗膳を調理したのが始まりと伝わっています。
神事においては厳重な物忌を経た者が、 火鑽であらたに清浄な火を熾し、これを用います。 この火を「忌火(いみび)」といいます。
火も穢(よご)れることがあり、火の穢れがもろもろの災厄の原因になると言われています。神事においてあらたに火を鑽(き)りだして、清浄な忌火を得るのです。
伊勢神宮などでも、神事のさいには忌火を鑽りだして、神饌の調理などにはすべてこの火が用いられています。
この度は、例大祭(花祭り)で使用する忌火(浄火)を古式の随に復活させ、花祭り御神火として、皆様にお頒ちいたします。この火を神棚にお供えし、煮炊きに使用することで、1年間の家内安全、無病息災になると言われております。
当社では、御神前に供える他、古神札焼納祭(どんど焼き)に使用いたします。
 
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